スイセンの花
2008年3月28日(金)晴れ
庭のスイセンが綺麗に咲いています。
昨年の今ごろ、母が切り取ったこの黄色いラッパスイセンを、マンションの玄関に飾ったことを思い出します。
お位牌をお願いする。
仏具屋さんに来てもらって、お位牌の作成をお願いしました。
お位牌は、じいちゃん、ばあちゃんと同じく、あの世でも仲良く暮らせるよう夫婦で一つのお位牌にしました。
先に逝った父は35年あまり母が来るのが待ち遠しかったのかも知れません。母の元気な時にはそんな冗談話しをしてましたが、今は仲良く再会を祝ってることと思います。
日記を読み返す。
母の残した日記をもう一度読み返しました。
一人で抱えていた悩みは主に老いていく身体と、お店の客が減って先々の経済的不安が増していくこと、そんなことで手首や腰が痛くてもお店は休むことなく頑張ってたようです。
いろんな不安をお酒でまぎらわせていたことも書いてありました。そのお酒で身体を壊し、反省の言葉もありました。
開かなくなった窓や、底の抜けた風呂、だんだんと壊れていく家も心配の種だったようです。
77歳で仕事を辞め、借地に建ててた古いお店を壊し、土地を返したあとの生活は体調はそこそこでしたが毎日が楽しい日々だったようです。
姉に電話
他人には話せないこと、姉が帰ってからの出来事を知らせるため姉に電話をしました。一人で悩みを抱えることのしんどさがよく分かります。
母はずっとそんな思いで暮らしてたのだろうと思うと余計息苦しく、夕方姉に電話をすると少し気が楽になりました。
姉は何かあるごとに母へ手紙やちょっとしたものを送ってました。姉にとってはそんな母とのやり取りが一つの楽しみだったようです。
もちろん母も楽しみにしていて、その時の手紙などが大事に保管されていたり、日記には姉とのやりとりがたくさん書かれてました。
姉はそんな楽しみがこれから無くなるのが寂しいらしく、今は猫のノンちゃんに独り言のように話しかけるんだそうです。
車で走っていてもどこかで母が立ってるような気がすると言ってました。おそらく離れて生活してる姉の方が寂しい思いをしてるんだろうって感じます。
今は共通の悩みを話せる姉が心の支えなのかも知れません。